――それは、ほんの些細な。





たとえば いつもの通学路。
彼女にかけられる 朝の挨拶をのせた 同級生達の声。



たとえば 退屈な午後の授業中。
黒板に並ぶ オイラにはまったくもって判読不能な数字の羅列を
さほど苦にする様子もなく目で追い 書き写す、
その姿に集まる視線。



たとえば 緩やかに時が過ぎる放課後。
日直当番だとかで 僅かな時間を彼女と共にできる事を素直に喜ぶ
未だに名前が覚えられない 同じクラスの男子の笑顔。




彼女に「愛されて」いるオイラにとって 気にする必要もないであろう筈の
それらは、どれも 取るに足らない程度の 瑣末な欠片達。





たしかにササヤカな。





――ほんの、些細な。
















≫重くてスミマセン。文字もウザくてスミマセン(基本的な能力の低さを誤魔化すセンスもありゃしない)。
学園生活。こんなふうに一日中 気を揉んだ彼のストレスが果たしてどのような形で発散されるのか…
それは勿論、皆様のご想像の(ご妄想の)とおりに違いありません。



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